リスティング広告の運用者でツールを使用して、時短をしている方は少ないく感じます。自分も頻繁に使うかと言われれば、そうでも無いのですがアカウント構築や移植の際は必ず使用します。通常アカウント構築が3時間かかるとすれば、ツールを使用することによって2時間ほどになります。運用者にとって時短された1時間は非常に貴重なものです。そこで今回はリスティング広告運用者が使うべきツールを紹介します。
公式がリリースしているリスティング広告便利ツール
GoogleやYahoo!が出している公式ツールを紹介します。公式がリリースしているものなので機能がとても充実しています。
AdWords Editor
AdWords EditorはGoogle広告(旧:Google AdWords)のアカウントを効率的に管理できるツールです。アカウント情報をダウンロードしてキャンペーンや広告グループなどの追加や編集をおこなえます。また、一度アカウント情報をダウンロードしておけばオフラインでも使用できます。
アカウント構築時の使用すれば、キーワードや広告文の大量入稿も簡単にできます。既存のキャンペーンや広告グループを複製するときも、すべての設定を引き継いでコピーできるので非常に便利です。
配信設定の変更も管理画面と違い、複数のキャンペーンや広告グループを一括で変更できるので作業が効率的におこなえます。
ディスプレイ広告の入稿もでき、PC内の画像を一括で登録もできます。
自分は初期アカウント構築時やキーワードや広告の大量入稿が必要なときなど大幅にアカウント内を整理するときに使用しています。広告やキーワードを1,2つ追加するような作業の場合は管理画面でおこなったほうが早いです。
キャンペーンエディター スポンサードサーチ
キャンペーンエディターはスポンサードサーチの入稿支援ツールです。機能はAdWords Editorのスポンサードサーチ版です。一部操作の違いはありますが、キャンペーンや広告グループなどの追加や編集をおこなえます。
キーワードや広告の入稿もでき、キャンペーンや広告グループの配信設定も一括で操作できます。
こちらも既存のキャンペーンや広告グループのコピーもできるので、複製を行う場合は便利です。
また、Google広告からの広告アカウントの移植も簡単に行うことができます。
なので自分は、Google広告でアカウントを構築して、キャンペーンエディターでスポンサードサーチにアカウントを移植しています。
キャンペーンエディター Yahoo!ディスプレイアドネットワーク
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク版のキャンペーンエディターです。こちらはYDNの入稿を支援するツールです。アカウントデータをダウンロードすればオフライン環境でも作業できます。また、画像の一括入稿、プレースメントリストやターゲットリストなどの大量入稿も可能です。
広告のコピーも簡単にできるので、自分はターゲティングごとに広告グループを作成する際に使用しています。
WEB上のツール
WEB上に公開されている便利なツールを紹介します。
キーワード検索ツール
検索連動型広告でキーワードを選定するときに使うと便利なツールを紹介します。
キーワード プランナー
キーワードプランナーはGoogle広告の管理画面から使える公式ツールです。管理画面のツールの中にあります。候補のキーワードやURLを入力すると、関連性の高いキーワードや月間の検索ボリュームや推定される上限入札価格を表示してくれます。このツールを利用することで、自分は予測もつかなかったキーワードが見つかることもあります。
キーワードアドバイスツール
キーワードアドバイスツールはYahoo!スポンサードサーチYSSのキーワード検索ツールです。管理画面のツールのタブから使用できます。こちらは候補のキーワードやURLを入力すると、関連性の高いキーワードを検索でき、推定CPCや推定インプレッション数、推定クリック数、推定コストなどを算出できます。
goodkeyword
こちらはGoogle、Bingのサジェストを教えてくれるツールです。
自分はキーワード プランナー、キーワードアドバイスツールで見つけたキーワードのサジェストを出してもらい、使用できそうなサジェストをGoogle広告、スポンサードサーチに登録しています。
広告プレビューツール
Google広告やスポンサードサーチのプレビューツールを紹介します。
広告プレビューと診断
こちらはGoogle広告が実際に掲載されてるか確認できるツールです。管理画面のツールから利用できます。インプレッションを発生させずに表示確認できるツールできます。また、地域設定をおこなっている場合も、地域を選択することでちゃんと掲載できているか確認できます。
広告プレビューツール
スポンサードサーチの広告プレビューツールです。こちらも同じようにインプレッションを発生させずに広告の掲載を確認できます。スポンサードサーチは検索結果のページも指定できるので、運用している広告が何ページ目に表示されているかも確認できます。
入稿支援ツール
karabiner
キーワードの掛け合わせができ、マッチタイプに合った記号をつけてくれる入稿支援ツールです。マッチタイプも完全一致、フレーズ一致、絞り込み部分一致とすべてのマッチタイプに対応しています。
自分はgoodkeywordで出したサジェストを入稿する際に使用します。掛け合わせも簡単にでき、各マッチタイプの記号を付ける手間も省けるので重宝しています。
Campaign URL Builder
URLにパラメーターをつけてくれるツールです。Google Analyticsで解析をおこなう場合、パラメーターを付けておけないとしっかりと解析できないので、使用している運用者は多いはずです。英語なので若干わかりにくいですが、必要項目が未入力の場合はエラーが出ます。また、和訳ソフトを使用すればちゃんと日本語表示もできます。
まとめ
作業内容にもよりますが、自分の場合は平均1時間ほど時短をする事ができ、時短された時間は本来時間を掛けるべきアカウント考察などの作業に使えるようになりました。
時間がないと感じている運用者は、一度ツールを使用することをおすすめします。作業時間が劇的に変わるはずです。