LP(ランディングページ)の改善をしたら、コンバージョン数が2倍に増えた話

リスティング広告の結果があまり良くない、広告はクリックされるけどコンバージョンがあまり発生しない、という悩みを持つ運用者は多いのではないでしょうか。
自分もその一人だったのですが、LP(ランディングページ)の改善をおこなったところ、結果が劇的に変わる案件がいくつもありました。今回は実データをもとに、どのような改善をおこなったのかをまとめます。

改善後の結果

実際にLP改善後の結果を実データをもとに見ていきます。

データはLP変更前の1週間と、変更後の1週間の比較です。
使用コストは同じぐらいですが、CV(メルマガ登録、LINE@登録の合算)は約2倍になり、CVRは約10%ほどアップし、CPAも半額になりました。
CVの割合はメルマガ登録2割、LINE@8割となってます。

クライアントさんも結果に満足していただき、運用者としても良い結果になったので喜ばしいです。
では、どのような改善をおこなったのかを次で紹介します。

LPの改善

実際にどのような改善を、おこなったのかまとめます。

改善その1、スマートフォンに最適化したLPの作り直し

当初配信していたLPはPC向けのLPでした。管理画面上でユーザーデータを確認したところ、広告をクリックしている8割ほどがスマートフォンユーザーでした。
それなのにPC向けLPを配信していているのは問題があります。PC向けに最適化されたLPだと、スマートフォンでは文字が細かくて読みにくく、コンバージョンとなるボタンも押しにくいです。

そこで、LPを新しく制作してもらうことを提案します。
運用をを受けた段階で、LPの制作は必要だという話はしていたのですが「1度PC向けLPで配信して欲しい」とのことでPC用LPで広告を配信していました。しかし、結果が良くないと実データをもとにお話したら、すんなり提案を受けてもらえました。

改善その2、LPの内容を充実させた

以前のLPにはメールマガジンの内容が載っているだけのLPでした。もちろんメルマガの内容は見せればいいのですが、ユーザーはそれだけでは登録する動機にはなりません。
メルマガ内では、購読者対して新商品の情報を流したり、限定セールや会員限定クーポンの配布をおこなっています。しかしLP内にはそのような記載はなく、ユーザーが購読した際にどのようなメリットがあるか全くわかりませんでした。

まずは現在あるメルマガ購読のメリットをLP内に記載します。そして新しく特典として、新規購読者に対して10%OFFクーポンの配布を提案します。理由としては、ユーザーがメルマガ購読するきっかけを与えるためです。ユーザーに「10%OFFクーポンがもらえるなら購読してもいい」という理由を作ってあげることで購読登録を促しました。

改善その3、コンバージョンの動線を変更

目的は、商品や店舗情報が掲載されたメールマガジンの購読登録なのですが、購読登録フォームが複雑でした。一般的なフォームの場合、メールアドレスを入力して終わりなのですが、このクライアントさんは名前、住所、電話番号、メールアドレスの入力が必須項目でした。

単品通販の場合は、必要な情報だとは思うのですがメルマガ購読登録の場合、そこまでの情報は必要ありません。なので入力フォームは必要最低限の項目にするよう、クライアントさんに説明をおこない同意を得ることができました。

改善その4、コンバージョンのポイントを追加

コンバージョンポイントの追加をおこないました。ターゲットとしている層が20~30代の女性なので、メルマガを読む人が少ないことが予想されます。なのでメルマガの代わりにLINE@を配信したら良いのではないかと推測し提案しました。

当初はLINE@の提案が受け入れられたら、メルマガの新規購読登録をLP内で獲得するのは、辞めようと思っていたのですが、クライアントさんの意向で継続することになり、現在はコンバージョンポイントが2つある状態で広告を配信しています。

まとめ

LPの改善は、クライアントさんやサイト制作会社とも協力が必要なので、始める難易度は高いですが、その分改善後のインパクトは大きくなります。
LPの構成をしっかり作ることができれば結果は出るので、運用者の方はクライアントさんや上司に相談してみるといいかもしれません。

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