コンテンツ連動型広告は、サイトやユーザーの興味、関心に合わせて広告を掲載できます。幅広く配信できるので潜在顧客の集客を見込めます。 今回は、そんなコンテンツ連動型広告についてまとめます。
コンテンツ連動型広告とは
コンテンツ連動型広告とは、サイト内の内容や、ユーザーの興味関心に合わせて表示させる広告です。広告掲載場所は個人ブログやニュースサイト、メディアサイトなどに掲載することが可能です。検索連動型広告と同様にクリック課金で料金が発生します。
コンテンツ連動型広告の特徴
コンテンツ連動型広告の特徴についてまとめます。
クリック課金で無駄なコストがかからない
コンテンツ連動型広告も、1クリックあたりで料金が発生するクリック課金なので広告費に無駄が発生しません。また、検索連動型広告と比べるとクリック単価自体も安いので、多くのユーザーのサイト流入が見込めます。
画像、テキスト、動画と配信できるコンテンツが豊富
コンテンツ連動型広告はバナー画像はもちろん、テキスト広告や動画広告も配信できます。動画広告のみCPM課金(インプレッション課金)にですが、潜在顧客の集客にはとても有効的です。
最近はレスポンシブ広告も有効です。こちらは掲載枠に合わせて、自動的に最適化された広告が表示されるものです。また、画像とテキストを組み合わせた広告なので、ユーザーも画像とテキストで情報を見ることができます。
ターゲティングが豊富
性別や年齢などのユーザー属性の設定はもちろん、トピックやインタレストといったユーザーの興味、関心を絞り込んで配信ができます。
また、プレースメント(掲載するサイトの指定)もできるので、ゲーム好きの20代男性にがゲーム攻略サイトを観覧しているときに広告を表示させるといったこともできます。
コンテンツ連動型広告のメリット
コンテンツ連動型広告のメリットについてまとめます。
潜在顧客に広告を配信できる
検索連動型広告と違い、コンテンツ連動型広告は潜在顧客に向けて広告を配信ができます。
検索連動型広告は「今すぐ客」に向けて配信するので成果を上げやすいのですが、コンテンツ連動型広告の場合は、WEBサイトなどのコンテンツを閲覧しているついでに、広告が目に入ってくる形です。
ユーザーは「商品がほしい、利用したい」という欲求が生まれる前の段階で表示されるので、コンバージョンを主な目的とするよりは、認知などのブランディングをおこなうのに有効です。
クリック単価が安い
検索連動型広告比べるとクリック単価が安いです。コンテンツ連動型広告のクリック単価もオークション形式で決まりますが、広告枠の量が多いので、競合と枠を取り合う状況があまりないのでクリック単価は比較的安くなります。
コンテンツ連動型広告のデメリット
コンテンツ連動型広告のデメリットについてまとめます。
クリエイティブが必要になる
コンテンツ連動型広告はバナーとして利用する画像が必要になります。
自社にデザイナーさんがいれば問題は無いのですが、いない場合は外注に依頼をしてバナー画像を作成してもらう必要があります。
外注費もかかり、制作の打ち合わせなどで工数もかかる事になります。
またバナー画像は1度作ったら終わりではなく、その後も改善していかないと広告のパフォーマンスが落ちます。
実際に改善、修正をおこなう場合も費用が発生するので、運用コストが膨大になる可能性はあります。
潜在顧客向けの広告手法なので成約率が低い
クリック単価が低いので、成約が多く取れると思っている方も多いのですが、実際は成約率は低いです。コンテンツ連動型広告は「潜在顧客」へ広告を配信するため、すぐにコンバージョンが発生することはほぼないです。そのため、コンバージョン率は「今すぐ客」に配信する検索連動型広告と比べると著しく低いです。
また、コンテンツ連動型広告は、「緊急を要するサービス」とは相性が悪いです。
例えば家の水道が壊れた場合、ユーザーは「水道 修理」などと検索する方がほとんどです。こういった「緊急を要するサービス」の場合は検索連動型広告を使用してください。
まとめ
特徴、メリット、デメリットを紹介しました。コンテンツ連動型広告も複数の広告と組み合わせることで、運用の幅が広がります。例えばコンテンツ連動型広告で商品名をブランディングし、検索連動型広告でコンバージョンを獲得するような、運用もできるので試してみてください。