ノンターゲティングでの配信も有効! ディスプレイ広告をブロード配信したメリットと結果

広告運用でターゲット設定をしっかりするのは重要なことです。しかし、あえてターゲティングをしないで、広告をブロード配信してもいいのではないかと自分は考えています。なので今回実際にブロード配信をおこなってわかったことをまとめていきます。

ブロード配信する媒体

配信を行う媒体はYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)でディスプレイ広告を配信します。Google広告で配信しない理由は、YDNと比べクリック単価が高い傾向にあるからです。
リスクは最小限にしたいのでYDNで、上限クリック単価を1円で設定し、表示される単価をまず見つけていきます。1円で表示されなかった場合は2円、3円と徐々に上げていきます。

また、配信する広告の目的はLINE@の登録です。日予算は5000円ほどで走らせて結果を見てみます。

実際にブロード配信してわかったこと

今回ノンターゲティングで広告を配信してわかったことをまとめます。

クリック単価1円で配信が可能

実際にYDNで1円で広告を配信した結果、ノンターゲティングの場合は1円での配信可能でした。日予算もほぼ満額使用しています。掲載順位も2、3位に表示されているので、ターゲティングしたときとそんなに変わりません。

コンバージョンもしっかり出る

これは商材にもよりますが、今回のLINE@の登録に関してはコンバージョンの獲得ができてます。そもそもディスプレイ広告は潜在顧客向けの広告なので、興味がなければクリックされる可能性は低いです。ノンターゲティングで配信していても、潜在顧客となりうるユーザーに表示されればクリックされコンバージョンにつながる可能性もあります。

レスポンシブ広告が1番表示される

今回はテキスト広告、ディスプレイ(バナー)広告、レスポンシブ広告を同時に配信しましたが、一番表示されたのはレスポンシブ広告でした。
レスポンシブ広告は広告枠に合わせ柔軟に広告を配信するので、広告掲載枠自体が多くなり、結果1番多く配信されたと仮定しています。ディスプレイ広告の場合は固定枠でしか出ないので、この結果は妥当です。

データを収集できる

表示やクリック数などのデータはもちろん、性別や年齢、地域などのユーザー属性はもちろん、サイトカテゴリーやインタレストカテゴリーの情報も収集できます。
今回はコンバージョンも出ているので、より濃いユーザー属性を見つけることができました。
ターゲティングをしっかり考察するのも大切ですが、ノンターゲティングで配信し実際のデータを見るのも効果的です。

ブロード配信の結果を今後に活かすには

今回の結果を今後の運用に活かすための方法をまとめます。

収集したターゲティングデータを元に配信する

今回の検証で一番の収穫はターゲティングデータです。自分では考えつかないような、ユーザー層を見つけることもあれば、予想通りの結果が出ることもありますが、貴重なデータを見つけたことには変わりはありません。通常のターゲティング配信をしていた場合では入手が難しいデータなので運用者はしっかり活かしたいところです。

また、サイトリターゲティングタグが設置していれば、サイトリターゲティングリストを追加もできます。もう一度、潜在顧客となりうるユーザーに広告を配信できるの、同時に設定を推奨します。

レスポンシブ広告を配信する

今までの認識は、テキスト広告が1番クリック単価を安く抑えて配信できると認識していました。しかし今回の検証で、レスポンシブ広告が1番クリック単価を抑えて配信できることがわかりました。

また、画像およびテキストで訴求できるので、テキスト広告と違い、ユーザーには視覚的にもアピールできます。レスポンス広告を使用していない運用者、入稿してください。

低予算でブロード配信は有効的

今回は日予算5,000円での配信でしたが、検証後も日予算2,000円で引き続き配信をしています。結果もCPA600円ほどで獲得できているので、配信停止する理由もありません。

低予算で広告を配信するときは、ガチガチのターゲティングで広告を配信するより、ノンターゲティングで広く浅いユーザーに配信したほうが結果がよくなる可能性もあるので一度試してください。

まとめ

運用者の中にはターゲティングをして配信するのは、当たり前と思っている方が多いですが、決めつけはよくありません。今回のようにノンターゲティングで配信によってわかるデータもあります。

現在のターゲティングで結果があまり良くない運用者の方は、一度ブロード配信で新しいターゲティングを見つけてみてください。

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